Nokiaが同社のCDMAデュアルスタック端末による初のMobile IPv6通話のデモを行った。IPv6とIPv4間のシームレスな相互ネットワーキングを保証するとしている。
Nokiaは11月16日、香港で開催中のモバイル展示会3G World Congressで、同社のCDMAデュアルスタック端末を使い、初のMobile IPv6通話のデモンストレーションを行った。
Mobile IPv6を使って二つのCDMAアクセスネットワーク間を、シームレス・ハンドオフでリアルタイムにビデオを流す様子を示した。
Mobile IPv6は、次世代インターネットプロトコルIPv6に移動性を追加するための仕様。IPv6によって、それぞれにユニークなIPアドレスを持った数百万台のIP対応機器の常時接続が可能になる。
Nokiaは、端末とネットワークでデュアルスタックIPv4/IPv6/Mobile IPv6をサポート、IPv6と現行IPv4間のシームレスな相互ネットワーキングを保証するとしている。
Nokia幹部のアダム・グールド氏は、「Mobile IPv6は、CDMA、WCDMA、無線LANなど複数のアクセス技術間でシームレスな移動通信を実現、P2Pサービス、プッシュサービス、VoIPといった次世代サービスを強力に支援するものになる」と説明している。
幅広いネットワークインフラアプリケーションの導入を想定した、IPv6の第3段階の実験が終了した。
次世代インターネットプロトコルIPv6の第3段階の実験が、Moonv6と呼ばれるテストネットワークで無事完了した。
テストに参加した研究者によると、Moonv6テストの第3段階は10月30日に米ニューハンプシャー大学のInterOperability Laboratory (NH-IOL)で始まり、11月12日、アリゾナ州にある米国防総省のJoint Interoperability Test Command (JITC)で完了した。
今回のテストは、有線および無線LAN、DNS、DHCP、VoIP、ファイアウォールなど幅広いネットワークインフラアプリケーションの導入を想定して行われた。
Moonv6はマルチベンダーのネットワークに恒久導入された最大のIPv6であり、ニューハンプシャーからカリフォルニアにまで広がる。テスト参加企業には、AT&T、Cisco、HP、Juniper、Nortel、Microsoft、Sunなどの業界大手が名を連ねている。
「どの局面から見ても、この技術の基盤となるインフラは完成している。現在真に必要なのは、ベンダー各社が製品の調整と互換対応を進め、サービスプロバイダーがこれを採用・導入することだ。」UNH-IOLのIPv6テクニカルマネジャー、エリカ・ウィリアムセン氏はinternetnews.comにこう語った。
同氏によれば、Moonv6のテストには行動を促す意味もあるという。参加ベンダーが増えるほど、IPv6の採用は円滑になり、弾みがつく。Moonv6ではサービスプロバイダーの障害克服を支援するため、IPv6ネットワークアーキテクチャの構築とIPv6システムの設定を参加企業に経験してもらっているという。
SunはWebサーバ性能アップ、セキュリティの向上など600以上の新機能を盛り込んだというSolaris 10を正式発表した。
米Sun Microsystemsは11月15日、カリフォルニア州で開いたローンチイベントNetwork Computing '04Q4で、Solaris 10 OSを正式発表した。600以上の新機能を盛り込んで、来年1月31日までに無償でダウンロード提供を開始する。
「世界の企業はコンピューティングリソースの浪費という多大な負担を背負っているが、Solaris 10はこの負担を取り除き、コンピュータの性能と利用における新時代の幕開けを告げるものだ。軍用レベルのセキュリティを初めて商用OSで提供するとともに、プラットフォームはSPARCからx86、AMD Opteronに至るまで比類のない選択肢を提供しており、ベンダーニュートラルと呼ぶにふさわしい。」スコット・マクニーリーCEOは談話の中でこう述べている。
Solaris 10ではデータセンターのパフォーマンスを大幅に強化、Solaris 9に比べてWebサーバ性能で40%強の高速化をうたっている。また、システム診断ツールの「Dynamic Tracing」(D-Trace)、ソフトパーティション技術「Solaris Containers」といった新機能を提供。
軍用レベルのセキュリティはこれまでTrusted Solarisでのみ提供していたが、今回Solaris 10にも拡大した。このほか権利管理、N1 Grid Containers、アクセス管理など全体のセキュリティ強化に向けた新技術を組み込んでいる。
プラットフォームはSPARC、x86、AMD Opteronをサポートし、Dell、富士通、HP、IBMなど主要ベンダーのシステムに対応。Linux対応のためのSolaris Linux Application Environment(旧Project Janus)もリリース予定で、Linuxアプリケーションに手を加えないままSolaris 10で実行できるようになるとしている。
新たな料金体系ではSolaris 10自体は無料で提供、サービスベースで課金する方式を導入する。電話料金のような形でさまざまなレベルのサポートプランを用意し、その内容に応じてサブスクリプション料金が加算される。